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東京スカイツリーから墨田区役所周辺区域における大規模3次元データ計測サービス「パーフェクト3D」の実現について

2016/06/21

 航空、地上、水域など異なる3次元情報を統合した大規模3次元データ計測サービス「パーフェクト3D」の提供を開始したベステラ株式会社(本社:東京都墨田区、社長:吉野佳秀、以下「ベステラ」という)は、朝日航洋株式会社(本社:東京都江東区、社長:立野良太郎、トヨタ自動車子会社:以下「朝日航洋」という)と共同で、自立式電波塔として高さ世界一である東京スカイツリーから墨田区役所周辺区域における大規模エリア(計測面積:74万1,522m²)の3次元点群データ化を実現しました。
 今回の成果により、製鉄所や発電所、石油化学施設等の大規模プラントへのサービス提供はもちろん、地域・観光用途においてもパーフェクト3Dの提供が可能であることが実証されました。
 また、今後、このような大規模な計測区域全体の3次元データの作成を短期間かつ3D CAD化よりも安価に実現し、設備管理や設備改修、BIM/CIM※を活用した構造物の3次元的な入替シミュレーション等を迅速に利用できるシステムの開発・提供を目指します。
(協力:墨田区役所及び東武タワースカイツリー株式会社)

1.「パーフェクト3D」とは?

建物・プラント等の精密な3次元レーザー計測を得意とするベステラの計測技術(地上固定型3次元レーザースキャナによる詳細な3次元計測データ)と、地図・地形情報作成等に使用されていた、朝日航洋が得意とする航空レーザー計測・自動車によるMMS(モービルマッピングシステム)および船舶による3次元水域計測等の空間情報計測分野の技術を組み合わせることにより、地図レベルのマクロ領域から個別の建築物・構造物の配管・内部(ミクロ)までを網羅した3次元点群データを提供するサービス。ベステラは「パーフェクト3D」を商標登録出願中です。

2.想定している効果・用途

(1)大規模かつ複雑なプラントの全体像をPC上で一体的・3次元的に可視化・データ化することで従来の2次元図面では適わない直観的なデータ利用が可能。
(2)実空間の3次元点群データと3D CAD等の統合データによるプラント全体の改修・解体・入替等の各種エンジニアリング用途での利用。(写真合成による3次元データと異なり、設計・施工等のエンジニアリングレベルでの活用が可能)
(3)ヘッドマウントディスプレイ等を使用したVR(バーチャル・リアリティ)による各種シミュレータとしての活用。(製鉄所や原子力発電所等の大規模プラントでの作業シミュレーション、空飛ぶ擬似観光体験など)

3.東京スカイツリーから墨田区役所周辺区域の「パーフェクト3D」データ例

20160509_1.png

東京スカイツリーから墨田区役所周辺区域の「パーフェクト3D」データ例

1:地上データ
固定型3次元レーザースキャナを使用した、建築物内部・外部の詳細な3次元点群データ。(東京スカイツリー及び墨田区役所周辺)

2:地上データ + MMSデータ
通常は路面及び道路周辺の環境を3次元的に計測し、主に道路地図作成に使用されるMMS(モービルマッピングシステム)を使用した道路に沿った3次元点群データと地上データとの合成。

3:地上データ + MMSデータ + 航空データ
ヘリコプター等の航空機に搭載、主に地形計測に使用される航空レーザーで計測した上空からの広範囲な3次元データにより、MMSデータや地上データでは計測できない、高高度及び上方向からの3次元データを補完し、大規模な3次元点群データ化が実現。

<用語解説>
※BIM/CIM
ビルディング・インフォメーション・モデリング、およびコンストラクション・インフォメーション・モデリングの略称。従来の3D CADに材質や部品称などの属性データを持たせ、設計から維持・管理までを一元的に実施する新しいワークフローの呼称。ベステラは「解体BIM・CIM」を商標登録出願中です。

■お問い合わせはこちら

ベステラ株式会社
TEL.03-3630-5555
Mail.info@besterra.co.jp

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