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建設予定敷地3Dレーザー計測

受注案件 2017年

課題

ビル建設予定地の現況把握と施工計画の検討のため、敷地の3Dレーザー計測を行いました。工事検討では、建設予定地の敷地が狭く、重機の取り回しにおいて、電線や電柱、その他近隣の構造物への接触事故を避けなければなりませんでした。
タイトなスケジュールのため、現地に何度も通わずに、現況のデジタルデータである点群データを活用して、設計の検討や、施工計画期間の短縮を図りたいというクライアントのご希望でした。

実施内容

ビル建設予定地にて、電線や電柱、その他近隣の構造物を含めて、3Dレーザースキャナーを用いて、現況のデジタルデータである点群データの取得を行いました。

成果

今回、3Dレーザー計測によって取得した、ビル建設予定地現況のデジタルデータである点群データを活用して、施工計画期間の短縮を果たしました。
ビル建設予定地現況のデジタルデータである点群データと、建設に使用される重機の3D CADデータを組み合わせて、重機の移動ルートの検証や稼働範囲の把握、および重機の取り回しを、机上のPCでシミュレーションすることが可能となりました。
これにより、重機と障害物の接触事故を未然に防ぐ効果を得られ、より効率的で安全を考慮した施工の計画が実現しました。
また、工事関係者に対し、重機の稼働シミュレーションをわかりやすいアニメーションにして提示して、施工計画書や作業指示書だけでは伝わらないような、直感的な作業イメージの共有が、ビジュアル表現によって可能となりました。
設計の検討においても、建設予定ビルの3D CADデータと現況の点群データを融合した景観シミュレーションを行うことが可能です。

考えられる成果

  • 建設予定地の現況把握と施工計画の検討
  • 重機の移動ルートの検証や稼働範囲の把握
  • 重機と障害物の干渉シミュレーション
  • 重機の選定
  • 工事関係者の作業イメージ共有
  • 建設予定ビルの3D CADデータと現況の点群データを融合した設計の検討や、景観シミュレーション

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