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2019.09.06

3Dレーザー計測の利点~前編~

3Dレーザースキャン基礎知識

3Dレーザー計測の長所とは!?

3Dレーザー計測.jpg

これまでのブログでは、3Dレーザースキャナーの特性や仕組みについてお話をさせていただきましたが、

今回はずばり、3Dレーザー計測することにどのような有用性・有益性があるのかをより具体的にご説明したいと思います。


目の前の工場を・・・

工場計測.jpg

例えば、あなたの目の前に築数十年の工場があります。

あなたは仕事上、この工場の高さや奥行き、設備の配置関係を正確に知る必要があるとします。

しかし、この工場に関する図面や資料は古く、増設や改築を重ねた箇所は図面への反映がないため全体の把握が困難です。

このような状況で、あなたならばどのように計測しますか?


例を挙げるならば、コンベックスやスチールテープ、距離計などで地道に測る方法があります。

また、正確性や単純な図面化を求めるならばトータルステーション(※補足1)を使用することも一つの手です。

しかし、今挙げた従来通りの計測方法では細かい寸法取りに時間が掛かるほか、現地に入れる期間が定められている場合、再確認や再検証の必要性があっても非常に困難となってしまいます。

この様な問題に対して、3Dレーザー計測は長所・利点を最大限活かすことが出来ます。


※補足1:トータルステーション(以下TS)について

TSとは、角度を測る角度測量機と、距離を測る光波測距儀とを組み合わせた測量機器です。

TSは ①斜距離 ②鉛直角 ③水平角 を測ることができ、三角関数を用いることで、高さや距離や角度を算出することが可能です。


データの違い

himeji 支柱比較 文字付2.jpg

上図は、工場内の支柱を計測した際のデータ比較イメージです。

2つの違いは一目瞭然です。

TSデータ(イメージ)内の「〇」は、TSで取得した点(ポイント)です。

TS計測のデータは基本的に"点"と"直線"で表現されるため、写真や絵がなければ現地のどの箇所を計測したか分かりづらいという欠点があります。

それに対して3Dレーザー計測で取得した点群データは、同じく"点"を取得してはいますが、その数や密度が違います。

3Dレーザー計測は、1回の計測で全方位全て見える範囲を点で取得するため、その数は1秒間に約100万点に及びます。

そのため3Dレーザー計測することで、写真のような3次元的に「可視化」されたデータが取得可能です。

また、複数の視点から計測を行い、データ編集することにより、エリアを丸ごと3Dデータ化することができ、後日同じエリアでの再確認や再検討作業が発生しても、現地に戻ることなくPC上で行うことが可能になります。


ずばり!

ずばり!.jpg

以上のことから、3Dレーザー計測最大の利点とは・・・

「短時間で効率の良い現況計測が出来る」こと、

そして「一度計測してしまえば、再度現地へ行く必要が無い」ことです!


次回の「後編」では、3Dレーザー計測の長所・利点についてさらに詳しく説明していきます。

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