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2019.05.15

解体と3Dレーザー計測

その他

3Dレーザー計測事業の発足

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当社は1947年の創業から現在まで"解体"を主軸として事業展開しています。

今ある解体事業の「更なる安全性の追及・作業の効率化」を目標として、2015年に3Dレーザー計測事業をスタートしました。

解体と3Dレーザー計測の役割

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それでは解体において3Dレーザー計測とは一体どのような役割をはたすのか?

当社では、解体工事の一連の流れ全体に組み込んでいくことを目指しています。

例えば施工計画や工程管理、現場の安全対策などは工事を行う上で重要なものになります。

図面が無い、または改修を重ねており現在の詳細が分からないなどでも、現況の詳細データを取得することが可能で、3DCADデータから2D図面データを作成できます。

また、2D図面や口頭だけでは伝わりにくくとも、3次元視点での説明や解体の手順シミュレーション(動画)を用いることにより、作業者の安全意識の向上や作業の効率化が望めます。

その他にも、解体後新たに新設計画がある場合でも、解体前のレイアウトを参考に計画をたてることが可能であり、改修工事のベースとなる配管・躯体・塗装面などを3Dモデリングすることで、BIMへの橋渡しも行うことができます。

3Dレーザー計測の発展性

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今回3Dレーザー計測を"解体"に利用できるとして紹介しましたが、そもそも3Dレーザー計測の応用範囲は解体の枠だけには留まりません。

3Dレーザー計測が優れているのは、現場の現況をそっくりそのままでデータ保存できること、そしてそれを後から加工するのが容易なことです。

当社が主に計測しているプラント構内において、3Dレーザー計測は保守・保全分野でも活躍しており、機器や配管の劣化診断のような解析作業に用いることも可能です。

また、プラント以外でも通常のビルなどの構造物から歴史的な遺産・遺跡などの後世に残していくべき物をデータとして保存することで、老朽化や災害などであっても元通りに復元、修繕やレイアウト変更を行うことが可能となります。

もし3D計測にご興味がございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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