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2021.02.18

点群データ「事例紹介」vol.1

その他

点群データはこんなことに使える!

使える(Reference case).jpg

当サイトでは、これまで点群データに関する記事を紹介してきましたが、結局点群データは現在どのように活用されているのか気になる方もいらっしゃるかと思います。

今回は、これまで弊社が請け負った事例から3つほどピックアップし、ご紹介していきます。

「配管新設」に関する参考事例

配管新設.jpg

最初は配管新設設計における「配管ルートのレイアウト検討」に3D計測を用いた事例になります。

皆さんが新設配管をレイアウトするとしたら、まず把握しておきたいのが、現場の3次元的な空間情報ではないでしょうか?

既存の配管や機器類と干渉しないようにするのは当然ですが、ただ空いている空間に配管を通せばよいという訳でもありません。

レイアウトするうえで考慮する点は数多くあり、図面から情報を抽出しつつ、実際に現場へ足を運び調査を行うことも珍しくはないと思います。

今回の現場では、対象物が古くて図面が無いため、配管ラック上などの現場調査に手間がかかるという問題がありました。

しかし、3D計測を用いたことにより、現場調査の手間を短縮できるうえ、点群データ上で干渉部分を正確に把握できることもあり、設計を効率的に進めていくことが可能になります。


■詳しくはこちら⇒「配管新設設計に関する3D計測業務」


「配管図面作成」に関する参考事例

ガバナー.jpg

次に紹介するのは、「図面が無い」区画の現況図面を、点群データから作成した事例です。

最近よく聞こえてくるのが、「図面が無い(または古い)」といった声です。

設計や現場作業においても、図面を参照しながら進めていくことはよくあります。

3D計測が得意としているのは、今在るものをデータとして読み取り、そこから各情報を取り出していくことです。

配管に限った話ではないですが、点群は現場をそのまま3次元形状としてデータ化するため、平面図、正面図、側面図など、あらゆる方向や任意の断面といった図面作成が容易です。

今回は点群データを基に作成した3D CADデータから作成した図面の納品でしたが、(1)「配管新設」に関する参考事例と同様に、3D CADデータを、配管ルートのレイアウト検討にも活用することが可能です。


■詳しくはこちら⇒「大型プラント内配管の計測および配管図面作成業務」


「安全対策レイアウト計画」に関する参考事例

安全柵.jpg

最後に、プラントで行われている安全対策計画に点群を使用した事例です。

今回安全対策として計画されていたのが、駆動機器への安全柵設置です。

もちろん設置のレイアウト検討にも活用したのですが、施工者へのイメージ共有や作業をする上でのKY(危険予知)にも使用されました。

点群データを用いれば、書面だけでは伝わり難いものも、3Dで確認でき、発注者-施工者間での詳細な情報共有が可能です。

さらには、現場における搬入ルートや作業手順などのシミュレーションを行うことで、作業者が危険な箇所をイメージとして強く認識することができます。


■詳しくはこちら⇒「生産ラインや回転物を考慮したプラント内安全対策のレイアウト計画」


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