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クレーンレール測定ロボット「診レール」による調査サービス

診レールとは

診レール「診レール」とは、天井クレーンのレールの歪みを測定するカメラ搭載の自走ロボットです。 発電所、製鉄所、各種製造加工工場など、天井クレーンが設置されている環境にて、高所に作業員が登らずに遠隔で操作ができ、複数の角度からレールを撮影します。その場で結果を出力することが可能なため、安全性、正確性、スピード性を満たす調査サービスです。

測定内容:左右スパン、歪み、うねり、高低差、勾配差
画像確認:継ぎ目、劣化、亀裂、摩耗、ひび割れ、すり減り

従来の調査方法の問題点

クレーンレールの歪みを従来の方法で調査するには、数々の問題がありました。

  • 測量作業にて、作業員の高所からの落下や、設備への接触による感電・けがの危険があった
  • 測量結果のまとめに時間がかかっていた
  • クレーンレールの亀裂や摩耗等、状態を目視するには、時間的にも、危険を伴う高所作業的にも問題があった
brog_mirail_02.png メンテナンス会社 プラント設備管理者

「診レール」3つの強み

クレーンレール測定ロボット「診レール」を活用したクレーンレール調査サービスは、前述の問題をすべて解決します。
「診レール」の3つの強みをご紹介します。

遠隔操作

遠隔操作 ・作業員がガーダー上で作業する必要がなく、安全性が高い
・作業員がタブレットで操作
・移動距離やスピードの設定が可能
・両レール上を、それぞれ往復で走行し、データを取得
・Wi-Fi(2.4GHz+5GHz)による通信

帳票自動化

  • 測定直後に帳票を出力でき、大幅な時間短縮となる
  • 測定間隔を短く指定した場合、従来方法では、その分、測量時間がかさむが、「診レール」では、事前の設定のみであるため、従来方法の測量に比べ大幅な時間短縮となる
  • うねり・高低差・勾配差・左右スパンを計算可能
  • 基準とのズレが〇mm以内なら合格、といったような判定閾値をマニュアルで設定可能
  • 帳票結果をCSVで出力可能
  • 帳票作成に使用した座標データをCSVで出力可能

遠隔操作

遠隔操作

内蔵カメラ

  • 測定位置を、高精細カメラによる撮影で、レールの状態を確認
  • 摩耗や亀裂を高精細な写真で確認
  • 5つのカメラでレール頂部からネックまで撮影が可能
  • 事前に設定した測定箇所以外にも、タブレットで操作し、任意位置での写真撮影が可能
  • LEDライトによって、暗い現場でも撮影が可能

内蔵カメラ

内蔵カメラ

内蔵カメラによるレール撮影画像、レールの継ぎ目サンプル

診レールが撮影した画像は、レールの摩耗や亀裂の状態確認だけでなく、レールの継ぎ目の状態も高精細な画像で確認でき、保守点検や改修の計画に役立ちます。

診レール

診レール

診レール

  • カメラ①

  • カメラ②

  • カメラ③

  • カメラ④

  • カメラ⑤

測定に必要な環境

対応するレールサイズ

現在、「診レール」が対応しているレールサイズは、JIS規格の30~60kgレール(表参考)です。73, 74, 100, 101Kgレール対応版を開発中で、今後も多くのサイズに対応できるよう継続して開発を進めてまいります。


※50kgPS : ペンシルバニア鉄道規格
※50kgT : JISの旧規格


※50kgPS : ペンシルバニア鉄道規格
※50kgT : JISの旧規格

レールの固定方法

レールの固定方法によっては、「診レール」の走行が困難な場合があります。「診レール」を設置した状態で、レールに接触しないようクリアランスを確保する必要があります。 フックボルトで固定している場合、「診レール」の走行が困難です。お客様の設備が、どのようなレール固定方法なのか、ご相談ください。

レール正面図

その他条件

  • スタート地点付近に設置した測量機器と、2本のレール上を走行する「診レール」との間に、視線を遮る障害物が無いこと
  • 「診レール」の操作は、ワイヤレスで行うため、施設において、Wi-Fi 2.4GHz、5GHzの使用が可能なこと。(構内ルール等で利用できる周波数帯に制限がある場合、一部周波数帯を選択して走行することが可能)
  • 「診レール」走行中に、障害物に接触して走行不可とならぬよう、レール上や周辺に、ダストの堆積、障害物が存在しないこと
  • レール継ぎ目の隙間や段差が大きい場合、ロボットが走行できない場合がある

測定の手順と所要時間

「診レール」を活用したクレーンレール計測サービスは、「レールの測定そのものにかかる時間」と「測定結果出力の時間」の両方を大きく短縮することが可能です。一般的な天井クレーンにおいて、環境や条件にもよりますが、例えば100m(両側で200m)のレールであれば、半日程度で準備・計測・片付け・結果出力まで完了する見込みです。

測定の手順 (レール長100m測定の場合)

  1. 計測機材運搬
  2. 計測機材準備(ロボット設置、Wi-Fi設置起動、タブレット起動接続、測量機器設置起動)
  3. Aレール走行(往復)
  4. Bレールへロボット運搬
  5. Bレール走行(往復)
  6. 計測機材片付け

診レールのスペック

 速度  250mm/sec、125mm/sec
 測定精度  ± (3.0+2ppm ×D) mm ※1
 測定可能範囲  距離:0.9m~130m ※2
 高度角:+55°~ -30°
 耐環境性  防塵 (IP5x相当) ※3
 サイズ  360mm × 555mm × 320mm
 質量  11.05kg
 電源供給方法  18Vバッテリー
 通信方法  Wi-Fi (2.4GHz、5GHz)

※1 対応測量機器の仕様に基づく。Dは測定距離、単位はmm。
※2 ATP2/ATP2SII使用時 測定気象条件:雨天 / 濃霧 / 強い陽炎の発生等、悪天候を除く。
※3 自社内試験による評価に基づく。

設計・仕様について予告なく変更する場合があります。


診レールチラシダウンロード

お申し込みからご発注までの流れ

ヒアリング・資料のご提供・場合によっては現場調査

お見積りや測定に問題が無いよう、まず先に現場の状況を詳細にヒアリングします。 図面や写真、資料の預かり、対象レールのサイズ、レールの固定方法、障害物の有無、 歩廊の位置、レールの汚れ具合や付着物の様子、測定間隔、機材設置個所の情報、 機材の運搬経路、測定可能時期、現場作業のための入構教育の有無、特定のガスマスクなどご指定の装備、部分的に歪みが大きい部分があるなどレールで気になることなど、詳細にヒアリングさせていただきます。

お見積提出

お見積りを提出いたします。ご発注をいただいてから、実際の日程などのお打合せをおこないます。

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